CBD(カンナビジオール)のスキンケアは美肌に効果あり?保湿が期待?
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近年、世界で話題のCBD(カンナビジオール)は、さまざまな効果が期待されています。
- てんかん
- アルツハイマー
- 疼痛
- 不安
- 抑うつ
- 炎症
- ストレス
- ニキビ
医薬品としては、2018~19年には欧米でてんかん治療薬として承認がされました。日本においては、今現在てんかんの治療薬は治験中となります。
そしてまだまだエビデンスが確立されていない効果も多く、研究段階であることもたしかです。
そのため今日本でちまたに流通しているものは、医薬品ではなく化粧品や健康食品となります。
スキンケアとしても話題になっているCBDですが、美肌にはどのような効果が期待できるのかが気になるところです。
この記事では、CBDが美肌に効果があるのかどうかを紹介します。
INDEX
CBD(カンナビジオール)のスキンケアは美肌に効果がある?
CBD(カンナビジオール)は、医薬品や化粧品としての研究が進んでいますが、美肌にはどのような効果があるのでしょうか。
美の発信をしている著名人などが、CBDの化粧品やその効果を紹介している情報も目にします。
スキンケアとしての効果がいかほどなのかによって、日々のお手入れに組み入れるかどうかを判断したいものです。
CBD(カンナビジオール)の期待される効果
一般的に、化粧品へ求められる効能には以下のようなものがあります。
- 肌を健やかに保つ
- 肌にうるおいを与える
- 肌の乾燥を防ぐ
- 肌を柔らげる
- 肌にハリをあたえる
肌にハリがあたえられれば、美しく見えます。
そのためには、肌の乾燥を防ぎ、肌にうるおいをあたえてあげることが大切です。
肌が乾燥すると小じわが目立つようになり、疲れて見えたり老けて見えたりしてしまいます。
そこで気になるのが、CBDの保湿効果です。
CBD(カンナビジオール)は肌への保湿効果はどれくらい?
CBD(カンナビジオール)の保湿効果については、2021年8月30日に興味深い研究結果が公開されています。
CBDを肌に塗ることで、保湿効果が発揮されたという研究結果です。
CBDを14日間肌に塗ると水分量が1.3倍になった
星薬科大学の研究グループがおこなった、この研究内容は、1%のCBD溶液を生後7週のマウスに14日間塗布したものです。
すると皮膚の水分量が、コントロールグループと比較して、1.3倍に増加しました。(図(A)参照)
単に水分量が増加しただけではなく、皮膚の正常なバリア機能をしっかりと維持しつつ水分量が約1.3倍増加したのです。
一般的には、肌のバリア機能が低下するとTEWL(経表皮水分損失)は上がりますが、今回の実験によるとTEWLは上昇していないことがわかります。(図(B)参照)
引用元:https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC8469387/
この実験結果により、CBDをマウスの肌に14日間塗ると、正常な肌のバリアを維持しながらも肌の水分量が増加したことが示されたのです。
肌の水分量を上げることは、今後の化粧品への展開も期待されるものといえます。
AQP-3(アクアポリン-3)も増加
この実験で、CBDを14日間皮膚に塗った後には、アクアポリン-3の増加も認められました。
アクアポリンとは、皮膚内のケラチノサイト細胞膜にあるタンパク質で、水分をめぐらせる働きをします。
なかでも、アクアポリン-3は、皮膚の表皮に存在するもので、皮膚の保湿や弾力に大きく影響するものです。
CBDの塗布により、そのアクアポリン-3が増えることで、CBDの保湿効果へよい影響をあたえると考えられるでしょう。
CBD(カンナビジオール)のスキンケアにはどんな効果が期待できる?
CBD(カンナビジオール)が、スキンケアとして使用する際に期待されるといわれている効果は以下のとおりです。
- 過剰な皮脂をおさえてくれる
- ニキビ
- 抗炎症
- 抗酸化作用
保湿に加えてこれだけの効果が期待できるのは、今後も注目したいポイントです。
CBD(カンナビジオール)スキンケアへの効果的な使い方
ここからは、CBD(カンナビジオール)をスキンケアとして使う方法を紹介します。
一般的に、CBDの使い方としては以下の方法があります。
- 口から摂取する
- 舌下から摂取する
- 蒸気で吸引する:ベイプ
- 肌に直接塗る
CBDに何を期待するかにより、使い方はわかれますが、スキンケアとして美肌への効果を期待するのであれば、肌に直接塗ってとり入れる方法がおすすめです。
肌に塗るのであれば、飲んだり吸引したりするわけではないので、体内には吸収されません。
体内へとり入れることへ抵抗がある人にも、安心な使い方といえるでしょう。
CBDをスキンケアとして使う場合に、製品としてはバームやローションなどの化粧品が考えられます。
関連記事:CBDとは?購入前に知っておきたいCBDの基礎知識
CBD(カンナビジオール)を肌に塗るメリット
CBD(カンナビジオール)を肌に塗るメリットは、使いたいところだけに使用できる点です。
口や舌下から摂取したり、吸引したりすると、届けたい肌の部分へどの程度届くかはわかりません。
しかし肌に直接塗るのであれば、使いたい箇所へ塗ればいいので局所的な効果が期待できます。
CBD(カンナビジオール)を化粧品として使う
スキンケアの一貫として、CBDを化粧品として、顔や肌に塗る方法を紹介します。
- CBDのクリームやバームを肌に塗る
- CBDをバームやローションを顔に塗る
CBDクリームやバームを肌(皮膚)に塗る効果
クリームやバームタイプは、塗りたい箇所へ直接塗れます。
クリームやバームへCBDを配合させたもので、肌へ塗ることで角質層まで浸透し、お肌にうるおいをあたえてくれるでしょう。
製品を選ぶ際には、CBDの含有量を確認するのがおすすめです。
CBDが配合されたバームやローションを顔や体に塗るメリット
CBDが配合されたバームやローションタイプであれば、手軽に使いやすいといった点がメリットです。
またバームでは、使いたい箇所にのみつけるピンポイント使いからお顔や体全体に伸ばすこともできます。目の周りの小ジワが気になる方にとってもアイクリーム代わりに使用してみてはいかがでしょうか?
お気に入りの香りやテクスチャーから選ぶこともできます。
飲むタイプのCBDオイルを肌へ塗るのは効果ある?
飲むタイプのCBDオイルは、通常「食品」や「健康食品」となるため、肌に塗ることを目的とした「化粧品」として販売されてはいませんが、成分としてお肌にぬるものとして安全なタイプもあります。
こうしたCBDオイルは、舌下から摂取することも肌へ塗ることもできますが、他の配合成分をよく確認しましょう。
またCBDオイルをそのまま肌へ塗れるような、化粧品扱いのロールオンタイプの製品もあります。
口や舌下からの摂取でからだが休まることから美肌へ
忙しく余裕がない毎日を送ることで精神的に休まらなかったり睡眠不足がつのったりすると、それは美肌の大敵です。
お肌に直接塗る以外にも、CBDオイルを口や舌下から摂取したりすることで、気持ちよく眠れるとしたら質のよい睡眠がとれます。
たっぷりと眠ることで気持ちがやすらぎ、やがては美肌へと導かれるでしょう。
CBD(カンナビジオール)は美肌に大切な保湿の効果が期待できる|今後に注目
CBD(カンナビジオール)のスキンケアについて紹介しました。
CBDの効能は、まだまだ研究段階であるところも多々あります。
しかし保湿効果が認められる実験結果から、美肌にとって不可欠である保湿機能をもつスキンケア製品がたよりになりそうです。
今後のCBDにもますます注目をしましょう。
CBD製品は安心の原料と製法にこだわりをもつ、信頼のおけるブランドから選ぶことがおすすめです。
記事やCBDについてわからないことがあったら
この記事の内容をはじめ、CBD全般やHIMIKOの製品について不明な点がありましたら、下記よりお気軽にお問い合わせください。
参考サイト:https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC8469387/
参考サイト:日本化粧品協会公式サイト
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