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救命救急医から学ぶ日常のストレス対処法

2023.05.08 UP

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救命救急医から学ぶ日常のストレス対処法

救命救急センターは、他のどんな環境よりもストレスが高まる場所かもしれません。
救急患者の到着には常に緊急を要し、医師たちは冷静さと集中力を持ちながら、あらゆる困難に立ち向かっています。そんな医師たちも当然ながら、また人間なのです。医師らがどのようにしてこの冷静かつ沈着な態度を保つことができるのか、不思議に思うこともあるかもしれません。
その秘訣を知りたくありませんか?

この記事では、ハーバード大学とイェール大学の救命救急医であり、アメリカのメディアでも高い評価を受けている健康とウェルネスの専門家、ダリア・ジレスピー医師のアドバイスを参考に、救命救急医のように日々のストレスに対処する方法をご紹介します。

より充実した人生を送るための参考にしてみてください。

救命救急医から学ぶ6つのストレス対処法

救命救急の過酷な現場で働くジレスピー医師がどのようにストレスに対処しているのか、あなたの日常生活でも活用できるヒントを6つご紹介します。

1. トリアージ(優先順位づけ)をしてやることリストを管理する

些細なことでも、人は優先順位の高い作業と感じるとストレスが急増します。その結果、重要なタスクの進捗が滞り、ストレスホルモンが増える可能性があります。

しかし、救命救急医にはこの問題に対する解決策があります!
彼らは救命救急センターでの経験を活かし、患者を緊急度に基づいて分類し、最も効果的な治療順序を決めます。このようにすることで、最も重要な症例に集中することができ、自然とストレスが軽減されます。

あなたも同じ方法を取り入れることができます!
やることリストのすべてのタスクが同じ優先度ではありませんよね。赤色が高い優先度、黄色が中程度の優先度、緑色が低い優先度といったように、タスクをランク付けしましょう。すべての作業を同じように重要だと考えずに、トリアージを行うのです。赤の優先度が高いものから順に取り組んでいきましょう。

2. 何かを手放すことで前に進む

時には、進むために何かを手放さなければならないことがあります。 救命救急センターでは、医師は他の患者を助けるために、これ以上手を尽くすことができない患者をときに手放さなければなりません。

私たちも、時間や体力に限りがあることを理解しながらも、忙しいスケジュールにさらに予定を詰め込んでしまうことがあります。 しかし、時間や体力、エネルギー、健全な思考を守るために、何かを取り除いて前に進むことが必要です。これは簡単なことではありませんが、時には何かを手放して進む道を切り拓かなければならないのです。

3. 自動化や委任によって日々の決断を減らす

日常生活での数々の決断は、ストレスや思考の曇りを引き起こし、思考力や集中力を低下させてしまうことがあります。しかし、救命救急医は人命に関わる状況でありながらも、決断の疲れや鈍りを許すわけにはいきません。重要な決断に備え、脳のリソースを節約するために、彼らは簡単なタスクを自動化したり、他人に委任したりするのです。

あなたも日々の決断を減らし、より楽に生活するために自分の生活をデザインしましょう。
例えば、毎日の食事の決定に迷わないために、週に一度献立を考えて下ごしらえをしておくことができます。また、請求書の自動支払いや定期的な商品の注文を定期購入として設定することもおすすめです。

自分の人生をデザインするために少し時間をかけて決断を減らすだけで、将来的には時間を節約でき、より多くのエネルギーを保持し、より高い集中力を持ち、ストレスを減らすことができます。これによって、より充実した日々を送ることができるでしょう。

4. 共有する時間をもつ

ハーバービュー・メディカル・センターは、米国でも最も忙しい救命救急センターの1つであり、その救命救急医たちは定期的に報告会を開催することでストレスを軽減しています。困難なケースやストレスの多い状況を共有し、互いに支え合いながら改善策を見つけています。これは救命救急センターの医師に限らず、他の人にとっても有益な方法となっています。

信頼できるサポートシステムを築くことは、ストレス管理において非常に役立ちます。
あなたも同僚、家族、友人などと感情や経験を共有し、助言や支援を受けることで、ストレスを軽減することができます。ストレスがたまっていると感じたら、友人との会話や家族との共有時間を通じて、気軽に話し合ってみましょう。心に抱えている思考や出来事を内に秘め込むよりも、より建設的な方法で感情を処理することが重要です。

話し合いを通じて、感情の解放や心のケアにつなげることで、ストレスの軽減に繋がります。お互いに理解し合い、共感し合うことで、より健康的な心の状態を築くことができるのです。

5. ストレスを感じないために思いやりの心で誰かを想う

ストレスを感じることは避けられないものです。どれだけトリアージ(優先順位付け)、オートメーション(自動化)、デブリーフィング(振り返り)を行っても、時折、ストレスに直面することがあります。しかし、私たちは人間であり、その人間性を活かしてストレスをため込まずに済ませることができます。

特に困難な状況に直面したときは、救命救急医のジレスピー医師のアドバイスを参考にすることがおすすめです。彼女は誰かを思いやる心で集中することを提案しています。つまり、「頭から切り離す」という考え方です。人命が危険にさらされ、緊張を感じたとき、ジレスピー医師は誰かのことを考え、破局的な思考を打破するのだそうです。

具体的には、困難な状況に立ち向かう際、頭の中で整理がつかずに気が立ってしまうことはありませんか?そんなとき、大切な人のことを思いやる心で思い浮かべると、不思議なことに苦しい状況から抜け出し、クリアな思考が得られるのです。

ジレスピー医師は次のように説明しています。「研究によれば、思いやりの心を脳に根付かせると、トンネルビジョン(狭い視野で客観的に状況を見ることができず、ストレス対処も難しい状態)から抜け出すことができます。脳の知覚が広がり、実際に幅広い情報を受け入れることができるようになり、より多くの可能性を見つけ、より良い決断を下すことができるのです。」

6. セルフケアの時間を怠らない

ストレス管理には、セルフケアも絶対に欠かせません!

では、救命救急医たちはどのようなセルフケアを実践しているのでしょうか?
例えば、サマービル・メディカルセンターのウェンデル医師は、定期的に5分間の休憩と呼吸法を行っています。一方、ジレスピー医師はランニングを通じて最高の気分転換を得ているようです。

セルフケアの重要性を認識することは大切です。ストレス管理には、自分自身のケアを優先することが不可欠です。十分な睡眠を確保し、バランスの取れた食事を摂ること、定期的な運動やリラクゼーション法を取り入れることなど、身体的な健康を保つために注意を払いましょう。

また、ワークライフバランスを確保することも重要です。時間の管理を工夫し、自分自身に十分な休息やリフレッシュの時間を確保するようにしましょう。

セルフケアにCBDを取り入れる

自分自身を大切にするために、セルフケアにCBDを取り入れてはいかがでしょうか?
自然由来のCBDは、忙しい日々でも手軽に心と体を休息させるための魅力的なセルフケア方法です。薬に頼りたくない方や自然なアプローチで健康を維持したい人にとって、CBDは人気のある選択肢となっています。自分の目的やニーズに合わせて、自身にあったCBD製品を見つけてみてください。

ご紹介してきたストレスケアの6つのヒントは、より健康で充実した人生を送るための鍵となるでしょう。

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